センター長からのメッセージ

不登校の問題、文部科学省はずいぶん前から対策として、スクールカウンセラーの導入、相談教室の設置、適応指導教室の整備等が行われています。

さて、その成果はどうでしょうか?

PDCAサイクルは回っているのでしょうか?

最近のデーターである平成29年度の小学校、中学生不登校の数は、過去最多14万人と発表。

つまり、PDCAサイクルは回っていないと結論づけざるを得ませんね。

また、その14万人のうち、相当数は長期のひきこもりになる可能性がとても高いと思われます。

それは、ひきこもりの調査データ。

いつから、ひきこもりになったかを見ると、

14歳未満8.5%、15歳か19歳が25.4%

というデーターから類推されます。

さて、なにが言いたいかと言いますと、ひきこもりの予備軍がどんどん生産されているということ。

現在の文部科学省の不登校を解消するという取り組みはいいかげんやめて、不登校になることは悪いことじゃない、なったらどうするかの取り組みに方針を変更することが、将来のひきこもり者をなくすことにつながるんじゃないかな?

って、独り言を言ってみました。(って、ずいぶん大きな声の独り言ですね。)(笑)

今年度より、茨城県ひきこもり相談支援センターのセンター長をさせていただくことになりました、浅沼秀司と申します。よろしくお願いいたします。

まずは、わたしたちのお伝えしたいことです。

ひきこもり、不登校、ニート等の若者の色々な問題。

「親が変われば、子が変わる。」という、耳当たりのいい言葉で

世間は納得し、

「やっぱり親の育て方の問題よね。あの子、小さい時からなんかおかしかったもんね。」

と、家族の問題、個人の問題へと問題は矮小化される。

今、言われだした中高年のひきこもりの問題も同じ構図。

そして、当事者、親は、誰かに「助けて」と声をあげることから遠ざかり、孤立し、

社会との接点を失っていく。

見えない社会からのプレッシャー。

学校に行きたいけど、行けない。

うごきたいけど、うごけない。

働きたいけど、働けない。

矛盾した気持ちを持つ当事者に、やはり世間は声を浴びせる。

「わがまま」、「甘えてる」と。

私たちは、そんな世間の風潮に風穴を開けたい。

ひきこもりの問題は、現代日本が抱える社会問題なんだ。

親は悪くないし、当事者だって悪くない。

どんな人生の歩み方だって100点満点。

真っ直ぐじゃなくたっていい。

右に行ったって、左に行ったって。

時には、戻ってきたっていい。

一人で悩まないで。

いっしょに歩こうよ。

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